「花に似て さくらに散や 蝶小てふ」 四代鶴叟不白
御茶碗の表は二匹の蝶、裏には桜の花びらを咥えた燕が流祖不白の筆によって描かれています。
この絵をもとに、鶴叟は歌を認めたことがわかります。
※箱は江戸千家四代の鶴叟不白歌箱書
並びに十代家元、川上宗雪(名心庵)箱書
川上不白(かわかみふはく)
1719-1807 紀伊新宮で生まれる。
表千家七代の如心斎天然宗左に入門。師命を受け、江戸に茶の湯を広めた。
江戸千家の流祖。宗雪のち不白と称す。
高:9糎 径:10.5糎