宮崎寒雉…能登の人。名は義一。通称 彦九郎。
前田利常に仕え宮崎姓を賜り御用釜氏として活躍する。
1633(寛永十)~1712(正徳二)
胴には 寒雉、反対側には 七十翁 と文字があり。
寒雉が七十歳と言うことは1703年。作製年がわかるのもありがたいと思います。
形も
胴は、瓜形。
蓋は祥瑞で七宝透かしになっており
爽やかさを感じさせます。
元は香枦の蓋ではなかったと思います。
持ち手には金銀象嵌あり。
高:13.5糎 径:17.8糎