商品説明
この歌切れは藤原為定(二条溜定)が古今集を書いたものです。
為定は永仁元年~延文5年(1293~1360)鎌倉末期の公家で、南北朝時代には
歌道を守った家でもあります。
箱書きの田山方南は古典籍・墨跡などの国文学者で文化財保護審議会員などを務めた方です。
この歌切れは田山方南氏は52歳(昭和30年)の友人へお祝い(おそらく50歳の歳祝い?)
の品として贈ったものです。
表具は当時から有名でした藤岡光影堂でしております。
読みは
きのこれおか
かめのおの山のいはねをとめておつる瀧之白玉千世のかすかも
さたやすのみこのきさいの宮の五十の賀たてまつりける
御屏風にさくらの花ちるしたに人の花みたる
かたかけるをよめる
ふじわらのおきかせ
いたつらにすくる月日はおもほえて花見てくらす春そすくなき
もとやすのみこの七十の賀のうしろの屏風によみ
てかきける
きのつらゆき
尚行間の細字は人物の説明です
縦:166糎 横:250糎
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