銘 浪の花 追銘 岩根松
小堀宗実御家元 箱書
挽家歌
湖(にほ)の海や月乃光のうつろへば
浪乃はなにも秋はみへけり
内箱歌
百歳に三十年たらぬ岩根松
千代を待らし色もかわらず
仕服
徹翁金襴 竹節風通 益田間道 金更紗
江戸時代初期の薩摩焼きは色絵出はなく黒薩摩と言われるこのような釉薬の茶陶を作製していました。
茶入や茶碗や水指など力強さの中に品格のある作品が残っています。
この茶入も黒釉に褐釉がかかり、わずかにかかる白釉が味わいになっています
高:10.4糎 径:6.2糎