阿蘭陀陶器は、中国磁器を模して作製していますが磁器質の土ではなく軟らかな土で焼き上げるので独特な柔らかな暖か味のある作品に仕上がります。
阿蘭陀の中でも仙盞瓶の形は少なくて、蓋を閉めたときに蓋を回して蓋の筌が取れないような形になっています。
中国 明時代に作られた 金襴手の仙盞瓶を写して作られたこの 作品は孔雀の絵付けがなされています。
五島美術館に所蔵の重要文化財、金襴手仙盞瓶には胴に孔雀の透かしが入っています。 恐らく、それを写して焼かれたであろう作品です。
高:14.5糎 径:13.8糎