館蔵 中国の陶芸展 五島美術館 2023-02-15 UP


館蔵

中国の陶芸展
2023年2月18日(土)~2023年3月26日(日)
五島美術館

Chinese Ceramics from the Gotoh Museum Collection.


■概要
漢時代から明・清時代にわたる館蔵の中国陶磁器コレクション約60点を展観。戦国時代の計量道具から、唐三彩の壺、宋時代の砧青磁、明時代の青花・五彩まで、時代順に展示し、2000年にわたる中国のやきものの歴史を展望します。特集展示として館蔵の刀剣コレクションも同時公開。

重要文化財 青磁鳳凰耳瓶(砧青磁) 龍泉窯 南宋時代・13世紀 五島美術館蔵

中国浙江省南部にある龍泉窯は宋時代から青磁の生産地として有名な窯場です。長い頸の左右に二羽の優美な鳳凰をかたどった作品です。美しい粉青色の釉薬が好まれ、日本の茶人たちは「砧青磁鳳凰耳花生」として珍重してきました。龍泉窯の中でも最高級の青磁を焼いた大窯(たいよう)の製品と推定されています。

青花蜜柑形水指(祥瑞) 景徳鎮窯 明時代・17世紀 五島美術館蔵

「祥瑞」は、中国明時代末期の崇禎年間(1628〜44)頃に江西省景徳鎮民窯で焼かれた染付(そめつけ)磁器のこと。祥瑞の多くは日本からの注文による茶陶です。全体を蜜柑の形に見立てています。染付の発色は、特に鮮やか。蓋の丸文は祥瑞特有のものです。

■休館日=毎月曜日 ■開館時間=午前10時―午後5時(但し、入館は午後4時30分まで)
■入館料=一般1000円/高・大学生700円/中学生以下無料
■交通=東急大井町線〈各駅停車〉「上野毛駅」(かみのげ)下車徒歩5分
■ギャラリートーク等イベントの開催につきましては、当館ホームページにてお知らせします。
■新型コロナウイルス感染症の感染予防と拡大防止のため、入場および観覧に際し、制限・制約やご協力をお願いする場合がございます。
■会期・休館日・イベントの予定が、やむを得ず変更や中止となる場合もありますので、ご来館の前に当館ホームページ等で最新情報をご確認ください。
■会期中一部展示替があります。また、当館には常設展示はございません。
■展示替のため休館=2023年3月27日[月]―3月31日[金] 
■次回展示=館蔵 春の優品展―古今和歌集を愛でる― 2023年4月1日[土]―5月7日[日]
■公益財団法人 五島美術館 〒158-8510 東京都世田谷区上野毛3-9-25 TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)/03-3703-0661(テープ案内)
■五島美術館ホームページ=https://www.gotoh-museum.or.jp/

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