茶道具賞玩『春正作 扇面蒔絵棗』 2023-01-20 UP


写真:齋藤紫紅洞 齋藤琢磨さん


 
齋藤紫紅洞 齋藤琢磨さん(以下、齋藤):春正。江戸中期以降の春正。面白いのは、良く見ると隠し銘が入っています。

河善 河合知己さん(以下、河合):本当に…?

那須屋 野口明嗣さん(以下、野口):ライトライト~明るくしないと見えない。



壽泉堂美術 樫本昌大さん(以下、樫本):扇子の柄の横に「春正」と入っていますね。以前に、同じような物を見たことがあります。

銀座美術 森田大揮さん(以下。森田):そういった隠しのセンスが良いですね。

齋藤:隠し銘は手に入れた時には気付かなかったんですけど(笑)
時季は何時でも使えますが、扇面散らしになっているのでお目出度い時に良いと思います。河合さん、遠州七宝も入ってますよ~



河合:本当だ、七宝は宝尽くしの一つだから流儀問わずお使いいただけます。小堀宗慶宗匠の箱もあります、二重箱ですね。50代の頃の書付です。

古角商店 古角博治(以下、古角):高台の中まで蒔絵がされています。
 

齋藤:春正の茶器は、立ち上がりや見込みまで蒔絵されているものが多いですよね。

古角:春正は研ぎ出しが上手い人だったよね。

樫本:代目で技法が若干変わってきます。

齋藤:商品についての詳細は下記URLをご覧ください。また、ご質問などあればお気軽にお問合せください。

▼春正作 扇面蒔絵棗
https://cha-no-bi.com/articles/view/480

 
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