特集
3 茶室の光 ─茶碗の「ありよう」と「見方・見せ方」 木下史青
3-01 |数寄者と茶の湯道具と博物館 平成14(2002)年2月の特別展「没後30周...
座談会『江戸千家 川上宗雪宗匠』を訪ねて
令和6年6月20日、梅雨の合間に訪れた晴れ間が、東京に暖かな一日をもたらした。この日、東京・上野に...
2 遠州流的「楽茶碗」の異次元感覚との遭遇 木下史青
2-01 |楽茶碗という茶碗 「楽茶碗」の話をする前に、一応前回までの記述を確認する。...
1 「茶の湯文化」を“伝える”試み 木下史青
1-01|GoPro茶会@東博 小型のビデオカメラ(GoProなど)で撮影した動画を...
江戸琳派の祖「酒井抱一」について 森田大揮
◎江戸琳派とは 「江戸琳派」と言えば、皆さんは誰を思い浮かべるでしょうか。 遡れば尾形光琳から...
座談会『守屋松亭作 蒔絵硯箱』
河善 河合知己さん(以下、河合):馬越恭平の息子の幸次郎さんが、父親の追善の時に作らせた硯箱...
五島美術館「館蔵 茶道具取合せ展」展覧会の概要
五島美術館では例年12月の中旬より翌年の2月中旬にかけて、館蔵の茶道具をさまざまなテーマで取合せて...
座談会 東山蒔絵錫縁香合
那須屋 野口明嗣さん(以下、野口):箱には「東山蒔絵 香合」と書いてありますので、室町...
座談会 尺八竹花入 益田鈍翁歌銘入
銀座美術 森田俊夫さん(以下、森田):鈍翁の花入で、歌が書いてあるんですけど「いにしへを忍ふ...
肩衝茶入 銘 大嶋
遠山記念館ではこの秋、特別展「瀬戸焼と美濃焼」を開催する。遠山記念館で所蔵する瀬戸と美濃の陶器を並...
座談会 髙橋箒庵作 茶杓 銘「無想」
壽泉堂美術 樫本昌大さん(以下、樫本):この茶杓は髙橋箒庵作の銘「無想」です。国士無双の「無...
東京アンティークフェア2023
来る7月28日から30日の3日間、東京アンティークフェア2023が東京美術倶楽部にて開催され...
座談会「原三溪筆 鮎市 縣治朗旧蔵」
齋藤紫紅洞 齋藤琢磨さん(以下、齋藤):原三溪の「鮎市」という軸です。箱に昭和7年の作品で縣...
ビール王から製紙王へ譲られた茶碗
本手魚屋の名碗「橘」。大日本麦酒、現在のエビスビールの創業者である馬越恭平が所蔵していたが...
法隆寺金堂焼損壁画保存活用支援茶会の拝見記
令和5年5月17日・18日、東京美術倶楽部の主催により「法隆寺金堂焼損壁画保存活用支援茶会...
茶道具名物譚 宮王肩衝 岡田 直矢
鎌倉、室町時代に遡る茶道史において茶入重視の伝統があったことは前回記した通りである。前々回...
速水流茶会の記 岡田 直矢
令和四年十月十五日、東京の茶道具肆、壽泉堂の茶室で速水流八世家元、速水宗燕氏により釜が懸けられた。...
茶道具名物譚 『初花肩衝』 岡田 直矢
茶道における茶碗の重要性は言わずもがなである。現代の茶事、茶会において最も関心を引くのは茶...
茶道具賞玩『椿 鈴木其一画 讃 大徳寺 大網』
写真:古角商店 古角博治さん 古角商店 古角博治さん(以下、古角):絵は鈴木其一。...
茶道具賞玩『高取茶碗』
写真手前:那須屋 野口明嗣さん 那須屋 野口明嗣さん(以下、野口):箱には「唐津」...
松平不昧公筆 一行書 「一超直入如来地」
写真右:壽泉堂美術 樫本昌大さん 写真左:古角商店 古角博治さん 壽泉堂美術 樫本...
茶道具賞玩『冷泉為村茶杓 銘 音羽』
写真:那須屋 野口明嗣さん 河善 河合知己さん(以下、河合):冷泉為村の茶杓は珍し...
茶道具賞玩『春正作 扇面蒔絵棗』
写真:齋藤紫紅洞 齋藤琢磨さん 齋藤紫紅洞 齋藤琢磨さん(以下、齋藤)...
茶道具賞玩『惺入作 黒樂茶碗』
河善 河合知己さん(以下、河合):黒樂茶碗、惺入ですか? 玉鳳堂 山田高久さん(以下、...
茶道具賞玩『鈴木其一筆 桃に羽子板図 八百善旧蔵』
茶の美 一周年記念特別企画 座談会 銀座美術 森田大揮さん  ...
茶の美 一周年記念特別企画 「座談会」
昨年の秋に茶の美が発足し、本年2022年9月をもちまして一周年を迎える事が出来ました...
『茶道具名物譚 油屋肩衝』岡田 直矢
十八世紀後半から十九世紀初頭にかけて、名物茶道具の蒐集に一生を捧げた人物がいた。その名を松平治郷(...
企画展『後世の美 』 銀座美術
皆様は三浦乾也、田中抱二という名前をご存知でしょうか。尾形乾山、酒井抱一と言うと耳にするかと...
特別展「西行―語り継がれる漂泊の歌詠み」 五島美術館
■展覧会の概要 西行(1118~90)は、平安時代末期から鎌倉時代初期という激動の時代を...
『茶道具名物譚 東京国立博物館蔵 有楽井戸 』 岡田直矢
井戸茶碗。それは桃山時代から今日に至るまで茶碗の最高峰にして、茶人の憧れである。その名称...
令和4年度黎明館企画特別展「茶の湯と薩摩」(令和4年9月22日~11月6日)に寄せて
茶の湯と薩摩 鹿児島県歴史・美術センター黎明館学芸専門員 深港恭子 喫茶から茶の湯へ ...
『祖父平櫛田中の集雅』 小平市平櫛田中彫刻美術館 館長 平櫛弘子
8月の「茶の美談」では彫刻家・平櫛田中の孫 平櫛弘子氏(小平市平櫛田中彫刻美術...
『お国を間違えられたベトナム陶磁のこと』 鶴見大学文学部文化財学科 教授 矢島律子
私が長年学芸員として勤務していた町田市立博物館(現在は新しい工芸美術館準備のために休館中)には、東...
備前筒花入 根津美術館蔵
備前筒花入 日本・桃山~江戸時代 17世紀 根津美術館蔵 根津美術館 企画展「阿弥陀如来 ...
古角商店訪問記
東京メトロ 溜池山王駅 9番出口より地上へ上がると溜池の交差点に出ます。「溜池」の地名は、人工に作...
壽泉堂 美術 訪問記
港区虎ノ門 神谷町の交差点から桜田通りを東京タワー方面に50メートルほど歩き、三本目の路地を右...